花化身
花化身
振袖意匠の歴史は、室町時代から桃山時代に「辻が花」の小袖から変化して着用されていました。その後、江戸時代に入り、慶長、寛文、琳派、御所解、そして明治には、両褄模様などと変遷し、現代の振袖にその流れが反映されています。もともと「振袖」とは、身頃と袖との縫いつけ部分を短くして、振りを作った袖のことで、女性の成人の儀式に、振袖を着用するのは、未婚女性の象徴であり、華麗で上品、重みもあって、式典、祝賀にふさわしいからです。したがって、柄も古典模様を基本とするべきで、色目に現代的感覚をというのが「花化身」のモットーです。
古典を基本とし、かわいさ、清楚さ、豪華さを、『花化身』らしく上品に、仕上げました。見て、着て、楽しくなる振袖をイメージ、ドキドキ、ワクワクした乙女心と二十才の女性の内面の美しさを引き出して心弾む振袖を創作しました。