牛首紬
牛首紬
牛首紬−。この不思議な名前は、生産地である石川県白山市・白峰の旧地名(牛首村)に由来しています。伝承によれば、平治の乱(1159年)で敗れ、 牛首に流れてきた源氏の落人、大畠某の妻女が機織の技を伝授したのがその始まりとされています
牛首紬は本当にしなやかで丈夫。しわになりにくく、独特の地風をお楽しみいただけます。加賀の国、霊峰白山麓の白峰村で八百年の昔から織り続けられる牛首紬。 玉繭から昔ながらの手法で糸を紡ぎ、心を込めてに織り上げられる一反一反は、絹織物と紬織物との両面をあわせもった気品ある独特の風合いを見せてくれます。さらりとした軽さで、ちりめんや綸子のお着物にくらべて「蝉の羽のよう」と近年大人気の牛首紬を訪問着に。他の色味を加えず、白い帯や小物で個性的な装いが完成します。